7月25日ごみ処理場見学会を31名(現地+4名)で行ってきました。報告①

ごみ処理新プラン

今回の見学会の目的=非焼却のごみ処理について知ること・見ること

市民がつくる沼津のごみプランの会では沼津市において燃やさないごみ処理の実現を目指し日々活動を行なっています。そのために情報収集を重ねてきました。

2019年には湿式メタン発酵により燃やさない処理を実現している豊橋市や、2022年5月には御殿場市の3300世帯の生ごみを回収し良質な堆肥にするゆめかまどさん、近隣市町では、ゴミサーという設備で学校給食の残食を菌によって分解処理している清水町南小学校を見学してきました。

私たちの会で燃やさないごみ処理の実績を重ねる市町を見学し、より具体的な知識とイメージを持つことが、燃やさないごみ処理場の実現に向けより良いごみ処理の提案をするための活動です。そしてそれに賛同し一人でも多くの市民の皆さんが一緒に新しいごみ処理について考えていく社会を作っていきたいと思います。

私たちが目指すごみ処理におけるポイント

・「非焼却」とにかく燃やさない処理であること

→・環境負荷のかからない処理であること

・エネルギーを無駄にしない処理であること

生ごみ・有機物に含まれるメタンを取り出しエネルギー(電気)に変えることができます。処理によって減らす・無くすだけではなくせっかくのエネルギーを無駄にしない処理を行う必要があります。

→・行政の経済的負担を減らし、ひいては税収につながる処理であること

などを考えています

今回の旅のしおりの裏表紙に使わせていただいたイラストがその目標イメージでありシンボルです

施設1 平塚 ERCM施

今回は神奈川県平塚市土屋4300 にある土屋霊園さん施設の中のERCM施設を見せていただきました。
ERCM公式サイト からの引用を紹介します。
有機物減容セラミック製造装置ERCM』は、あらゆる有機物を熱分解して粉末状のセラミックを製造する装置です。環境被害を 出さず残渣物も100%リサイクル可能にする事をコンセプトとしてします。

 現在の地球環境に目を向けると、温暖化・大気汚染・酸性雨など様々な問題が生じており、従来の焼却という技術のままでは、これらの問題を解決 するどころか一層深刻な状態に引き起こしかねません。ERCMは電子を効果的に用いた一歩進んだ有機物処理の手段・技術を皆様に提供します。
 ERCMは省エネルギー・省資源・低コストを実現し、地域周辺の自然環境の保全を支援する

『地球に優しく、人に優しい』資源リサイクル装置です。

見学者には全く何が起こっているのわからない、「謎」の装置。お話を聞くとオムツも生ごみもセラミックに変わります。

実際に稼働している土屋霊園でのERCM装置
処理後のセラミックと 残渣物 ほとんど竹

移動して説明を聞きました。説明してくださっているのはこの装置を開発された菅波 敬喜(工学博士)さん(左側)とこの装置を製作している有限会社サステナックス代表取締役 髙田 直弘さん(右側)です

ERCMについての解説資料PDFデータをダウンロードできるQRコードです。スマートフォンなどで読み込んでご利用ください

装置や処理の仕組みについて システムを製作された有限会社サステナックスさんが作成している資料

装置解説のPDF

ERCMのより具体的な処理設置条件などのQ&A

装置についてのQ&A

上からごみ入れると セラミックになって出てくるという装置です。環境負荷0ということで興味津々のメンバーでした。小さな単位のごみ処理ならならこの装置で十分では?と思いました。ただ、メタンなどごみに含まれるエネルギーを取り出すことなく処理するのでそこは条件に足りませんね。

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