Zerowaste沼津活動報告<清水町立南小学校へ生ごみ処理機ゴミサー見学に行ってきました>

ごみ処理新技術

生ごみ「カラット」を使ってごみの重さを測り、減量の様子を定期的にモニター報告を行ったり、同じく生ごみをバクテリアdeキエーロやお庭に直接埋めたりで日々ごみ減量に取り組むグループZerowaste沼津は毎月第1金曜日 報告会を開催しています。

4月の報告会の中で、過去に保育園で調理師をしていたメンバーから野菜クズなどを大きな機械に入れて処理していたような。。という話題が出て、別のメンバーから、今清水町の小学校で大きな機械に生ごみなどを入れて処理してるよ!という情報をきっかけに現在清水町の3つの小学校で実践されているゴミサーを使った”燃やさない”ごみ処理についてまずは学び、見学をさせていただくことになりました。
ゴミサーの話題が出た定期報告会の様子はこちら↓↓

ゴミサーとは??どんな機械なの?どこの会社の製品?

画像クリックでゴミサー販売の株式会社エー・アイ・シーのHPへ

ゴミサーは生ごみ処理機を25年に渡り販売している株式会社エー・アイ・シーさんが扱っている『業務用生ごみ処理機』の名称で

ゴミサーにおがくずと媒体コア(分解促進剤)を入れる

→生ごみを投入し攪拌し、微生物の繁殖活動に必要な「酸素」「水分」「温度」を自動でコントロールし生ごみの発酵・分解を促進させる。

→発酵・分解された生ごみは炭酸ガスと水に変わる という装置です。

生ごみが分解され水になってしまうのですね!詳細はHPをご覧ください。

今回は清水町の小学校ということで清水町議会吉川きより議員にお力を借りました。見学会には森野夏歩議員もご参加くださいました。

見学させていただくのは清水町立南小学校です。公立小学校ということで吉川きより議員が、教育委員会を通して見学の許可をとってくださいました。今回は同じく森野夏歩議員も同行くださいました。ありがとうございます。本日参加のZerowaste沼津メンバーは7人です。

ゴミサーの担当職員さんはいないので事前に下調べしたことを共有するため事前学習会を開催。

清水町福祉センター会議室で事前に研修。

ゴミサー見学会に向け事前学習会用に資料を作成しました。学習会ではそれぞれが自己紹介がわりにどんなごみ減量に取り組んでいるか話をしました。メンバー一人一人の生活に合わせそれぞれができる減量に取り組んでいるのが嬉しいなと思いました。

清水町議会吉川議員森野議員からは清水町のプラスチックのごみ出しは持ってきた袋から出して、集積場にあるネットに入れるという話を聞きました。その後分別する係りの方がいるということで地域の出し方の違いを知ることができました。プラスチックの中に生ごみを入れて出してしまう人がいたりするということなのでごみの分別は大事ですね。でもこのネットに入れる方式を取るとプラスチックごみをできるだけ減らそうという意識になる!というメンバーもいてちょっとした工夫がごみ減量に繋がります。

南小学校ではゴミサーは2台目に入れ替えたということで長期にわたって使われて居ることを知り、清水町ではずっと減量に取り組んでいることがわかりました。

それではゴミサー見学へ出発!!

これがゴミサーだ!!静かで匂いもなくびっくりです。

南小の駐車場を入った奥突き当たりに置いてありました。

現地では職員さんが待っていてくださり案内してくれました。

右下にパイプがあり 分解された水分はここから下水に排水されます。中を洗うホースがついています。

調理室から野菜ごみが運び出されてきました。投入口の鍵を開けていただき順番にゴミサーの中を見学します。火曜の見学でしたので月曜に投入した野菜などが入っていますが、攪拌によって小さくなっているのがわかります。

一人一人交代で中を見せてもらいました。中にはおがくずと野菜などが入っていて少しだけ糠床のような匂いがしましたが、思っているほどではありません。

吉川議員、森野議員も覗き込んで中をチェック!議員さんが一緒にみてくれるとさらに理解が進んで嬉しいですね。

お野菜の投入の様子です。手慣れた感じでスイスイと入れていきますね。特に何もせずどんどん入れてくので担当の方の負担もありません。

投入した直後です。
野菜を特に小さくすることもなく調理の段階で出たものをそのまま投入して居ることがわかります。玉ねぎなどは輪切りのまま投入されていますね。キエーロだと玉ねぎの皮は分解されにくく残ってしまうのですが、ゴミサーはそのまま入れて大丈夫なようです

調理した野菜くずに続いて、給食の残食が投入されます。こちらはたっぷり水分を含んでいる感じです。全てを投入し終わった後に内側についている野菜などを水で洗い流し全体に水をさっとかけ 流したら蓋を閉めて投入完了。

もちろん入れていいものとそうで無いものがあるようです。咀嚼できるかがポイント。わかりやすい判断基準ですね

見学後は解説をいただきました。メンテナンスも日々の処理も楽々なようでゴミサーって便利な機械だとわかりました

同行してくださった職員さんから色々とお話を聞いたり わかったことをまとめます

  • 1日の処理量は50キロ (その量に対応したサイズのゴミサー)
  • メンテナンスとしては1年に1回 分解する菌を追加投入する
  • 投入のために調理担当さんが下処理などをする必要は無し。運んで投入するだけ。
  • 調理室からゴミサーにその日のうちに運ぶのでハエなどの発生もなく衛生的。ゴミサーには厳重な蓋がついていて虫が入ることはできません。他人が何かを投入することも不可能です。
  • 野菜や残食から水分が出ているので特に注水の必要もなし。
  • 生ごみは放っておけばどんどん分解されて減っていき、下に降りていき最後は水分となり排水される

生ごみを燃やさない処理が実践されていることがよくわかりました。ゴミサーの排水は液肥として利用されているところもあるようで、排水されるだけでなく、花壇や野菜作りに再利用できたらいいなと思います。

このような取り組みは子どもたちにもみてもらいたいし知って欲しいです。ごみは燃やすものという感覚が固定してしまう前に伝える努力が必要ですね。清水町のこの素晴らしい取り組みを沼津や三島など近隣市町も参考にして欲しいです。給食は他市ではどのように処理されて居るのか調べて提案していきたいと思います。

Zerowaste沼津は団体登録を行なって幅広く活動していきます

今は報告会など食料配布の際会場をお借りしていますが、私たちも団体登録し、会場を正式な手続きに則り利用させていきたいと思います。今後もいろんな見学や報告会、意見書提出など幅広く活動していきたいと思います。まずはごみ減量。暮らしの中でできることを1つずつ取り組んでいきたいですね。

ごみ減量にご興味のある方、ぜひご連絡ください gomiplannumazu@gmail.com  浅羽まで

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