沼津市がごみ焼却場を計画している今、私たちが知るべきことを池田こみちさんからお話しいただきます。
講師の池田さんのご紹介
環境問題に取り組む先駆者
池田こみちさんは、環境問題に取り組む環境総合研究所の創設者の一人であり、現在も常務取締役副所長として活躍されています。1949年東京都生まれで、聖心女子大学卒業後、東京大学理学部、東京大学医科学研究所、ローマクラブ日本事務局などを経て、1986年に環境総合研究所を設立しました。
専門分野
池田さんの専門は環境問題全般ですが、特に以下の分野に精通されています。
- 環境アセスメント
- 環境政策
- リスクコミュニケーション
- ダイオキシン問題
主な活動
池田さんは、これらの専門知識を活かして、様々な環境問題の解決に貢献してきました。具体的には、以下のような活動を行っています。
- 環境アセスメント制度の導入
- 環境問題に関する書籍や論文の執筆
- 講演会やワークショップの開催
- 環境問題に関するコンサルティング
受賞歴
池田さんは、長年にわたる環境問題への貢献が認められ、2003年に第1回「環境省地球環境大賞」を受賞しています。
池田さんを知るための情報
- 環境総合研究所ウェブサイト:http://www.avis.ne.jp/~serp/
- 池田こみちさんプロフィール:https://eritokyo.jp/ikedakomichi.htm
- 池田こみちさんの書籍:https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E3%81%BF%E3%81%A1%E5%AD%90/s?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E6%B1%A0%E7%94%B0+%E3%81%BF%E3%81%A
プロフィール詳細をご紹介
1972年 聖心女子大学卒業
その後、東京大学理学部・東京大学医科学研究所 経て、社団法人科学
技術と経済の会(ローマクラブ日本事務局)で青山貞一氏の研究助手を
務める。
1986年 ㈱環境総合研究所(ERI)を青山貞一氏と設立。
常務取締役副所長を経て2012年4月から顧問として現在に至る。
基礎自治体の環境管理計画など環境プランニングを主に担当。
1999年~市民参加による全国松葉ダイオキシン調査実行委員会事務局長を務める。
2001年~国際ダイオキシン会議に松葉調査の研究成果を発表。
2002年~EU諸国におけるダイオキシンの排ガス連続測定について現地調査、日
本への導入について活動を開始。
2003年~カナダノバスコシア州におけるゼロ・ウェイスト政策に着目し、現地訪
問、調査研究を行い日本における脱焼却・脱埋め立ての実現に向けた活
動を開始
2011年~東日本大震災後は、震災瓦礫の広域処理についての課題と代替案を提言。
研究所では、北海道から沖縄までの各地で問題点について講演活動を展
開。
2012年~沖縄の米軍基地返還跡地における枯葉剤問題に専門家として地元を支援。
その他、福島大学、関東学院大学などで非常勤講師を務め、早稲田大学、東京工
業大学、東京都市大学、など多くの大学で環境問題を講義するとともに、生協の
組合員活動の支援や農協の環境学習など、全国各地で講演活動を行ってきた。
また、NPO活動としては、環境総合研究所を拠点に、1993年に青山氏とともに、
環境行政改革フォーラムを創設し、副代表、事務局として環境問題に関心を抱く
専門家が国民・市民、納税者の立場に立って行政・官僚を監視しその改革を推進
し闘ってきた。
沼津市のごみ焼却場新設計画について
建設予定地である下香貫は、沼津市の中心部から離れた地域です。隣接する地区の住民と沼津市長は、現在の焼却場を新設するにあたり、この場所にはもう焼却場は作らないと覚書を交わしています。この覚書を破る市長の計画は問題であるとし、沼津市民から新設を止めるための裁判が起こされています。
裁判の詳細と クラウドファンディングのご寄付のページはこちらです。
それ以外にもいくつもの問題があります。
1. 焼却処理への疑問
ごみ処理計画では、焼却処理が中心となっています。焼却処理は、ダイオキシンなどの環境汚染物質を発生させる可能性があり、近年では、リサイクルや減量化など、より環境負荷の少ない処理方法への転換が求められています。
- 焼却処理以外の選択肢
- ごみの減量化に向けた取り組み
市は、リサイクルや減量化の取り組みも推進していますが、焼却処理への依存度が高い状況は依然として課題となっています。
2. 財政負担の大きさ
建設計画には約200億円以上の費用がかかります。財政状況が厳しい沼津市にとって、この負担は非常に大きいです。
- 市民への負担増
- 他の行政事業への影響
市は、建設費用の一部を国や県からの補助金で賄う計画ですが、財政状況の悪化によっては、市民への負担増や他の行政事業への影響も避けられない可能性があります。
3. 情報公開の不足
市は、計画に関する情報をホームページや広報誌などで公開していますが、住民からは情報不足に対する不満も聞かれます。
実行委員の取り組みや発信
今回実行委員会に参加しているメンバーはZerowastenumazu ゼロウエイストぬまづというグループのメンバーで、日頃から生ごみカラットや、バクテリアでキエーロなどを使ってごみ減量に取り組んでいます。通常行政が伝えるごみ減量以上にごみを減らしげ要請のごみ処理の負担を減らす取り組みをしています。
下の写真はカラット(ごみを乾燥させる道具)でコーヒーのかすの水切りをしている様子です。カラットに入れると最初新聞紙が破れるくらい水分が出て驚きました。野菜の皮やティーバッグの水分も切るようにしています。これを洗濯物と同じように干して中のごみを乾燥させます。
Zerwastenumazuは月に1回会合を開いてごみ減量の呼びかけや実践について話し合いを行っています。
清水町で行われてる学校給食の残飯の処理→ゴミサーと言われている生ごみ分解機による処理の見学に行ったり、他県に新しいごみ処理施設の見学に行っています。
画像をクリックするとその報告を行っているページに移動します。
画像クリックで埼玉県寄居に燃やさないごみ処理場見学に行った報告ページへ移動します。
焼却というごみ処理について色々と考えたいと思っています。
SDG’s ぜひここから取り組みましょう
今回私たちはSDG’s4つの目標を提案していきます。全てこのごみ焼却に関連するものです。生活を見直し目標実現を目指しませんか?
1つ目 SDGs目標3:全ての人に健康と福祉を! → 環境負荷への対策も重要
環境汚染や健康被害に苦しむ市民の声を無視せず、持続可能な社会へ転換を!
企業の利益追求や行政の責任転嫁を許さず、公正な負担と環境保全を両立させます。
市民参加と情報公開を推進し、共に社会を作っていきます。
2つ目 SDGs目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
焼却処理を見直し、資源循環!リサイクルで未来環境に優しいゴミとの向き合い方を創る
環境負荷低減と資源確保、長期的なごみ処理との共存社会を目指しましょう。
ごみ処理技術は日々進歩しています。もっと市民にごみのエネルギーを還元する制度や整備を整え、ごみ処理について社会全体で取り組みましょう。
3つ目 SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを
ごみ焼却を減らして、循環型社会を実現しましょう
ダイオキシンなど煤塵対策は住民の健康を守ります!リサイクルによる資源循環は重要です
4つ目 SDGs目標12:つくる責任 つかう責任
ごみ減量は買い物の時から始まります。3Rで地球を守ろう!リサイクルで資源循環、
環境に配慮されたサランラップなどを一人一人が使い出すこと環境汚染を減らすことができます。
小さな日常の取り組みが未来の地球をクリーンにします。
申し込み不要の講演会です。お子様づれでも大丈夫。お気軽にお越しください。お問い合わせなど
予約は不要です。お問い合わせなどは 09018328878 メールはakarizumic@gmail.com 浅羽まで
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